2014年1月11日土曜日

皮たち包丁


ほんとに、美しい。
刃表の佇まいはもちろんのこと、刃裏の造りの良さと言ったら・・・。
日本の刃物は世界的に価値を認められていますが、この革包丁を見れば納得!
柄の取り付け方にも日本の物造りのすごさが垣間見えます。


新調した、トヨクニさんの「皮たち包丁」。
土佐打ち刃物で知られる加治屋さんの業物(wazamono)で、四代目晶之さんの作品です。
厚さ5㎜!一般の革包丁よりはるかに厚みがあり、しっくりと手になじみます。
優れた道具は使い手の技量を問いますが、また頼もしい相棒ともなります。
これから、永い縁が続きそうです♪


さっそくシース制作。
これだけの品に見合うシースは、それなりの材料で造らねばなりません。
そこで、長年作業机のうえで活躍していた小ぶりのサドルレザーをシースに造り変えました!
普段はやらないデザインですが、革の縁(なめされた状態のまま)をそのまま活かして制作。
柄の半分近くまでスカート状に伸ばしています(フィッシュテイル?)。
飴色に経年変化した革が、革包丁を優しく包み込んでいるようでしょう♪



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